アルファ・リノレン酸は背の青い魚におおく含まれるＥＰＡ（エイコサペンタエン酸）やＤＨＡ（ドコサヘキサエン酸）と同じｎ－３系の脂肪酸になります。

このｎ－３系は体内ではつくることができない必須脂肪酸で、食事からでしか摂取することができません。 便利で豊かな現代の食生活は飽和脂肪酸の摂取量にくらべて不飽和脂肪酸の摂取量が少ないといわれています。
偏った脂肪の取り方をしていると、健康にさまざまな弊害があることが分かってきています。
食生活の欧米化や加工食品をとる機会がふえた現代人に不足しがちな脂肪酸だといわれています。

上の図がアルファ・リノレン酸の分子構造になります。飽和脂肪酸のようにすべての炭素に水素が付いている状態ではなく、飽和していない部分があるため、不飽和脂肪酸と呼ばれています。 飽和していないため熱や光に反応して酸化しやすい脂肪酸になります。

不飽和脂肪酸は飽和肪酸と比べると熱に弱く、光に当たったり酸素に触れたりするだけでも質が悪くなるので、フラックスシードオイル（アマニ油）などの不飽和脂肪酸を多く含むものはできるだけフレッシュな状態で口にするのがお勧めです。